2020/07/28

『香川湧慈の今週のインスピレーションメッセージ』令和2年7月24日

現在中小企業家同友会に所属して31年目に、今月なりました。

今、香川同友会では、コロナの影響で毎年7ヶ月間に渡り、

毎月実施している『経営指針を創る会』が今年は中止になっていて、

代わりに『経営未来塾』という経営指針入門編を、7月と8月と実施し、

9月に総括をすることになり、

その総括を

『香川さんがレクチャーしてよ。初心者に、理解納得、そして共感の域に達するような話が出来るんは、香川さんが適任やから。その後、じっくり質疑応答の時間取るので、個別の質疑に対応してほしいので。』

 

という依頼を受けましたので、当日の資料を作りました。

 

経営の指針を創って行く作業というのは、将来ビジョンを描くことなんです。

経営に於ける『あらゆる概念の整理』をして行く将来のビジョンを描くことなんです。『あらゆる概念』ですよ。

 

自分なりに『経営のあらゆる事』を、どうしたいのか、を整理する作業です。

『概念整理』が経営者の責任の大前提じゃないかと思うんです。

 

その上で、大事な要素はこの二つに集約されると思うんです。

 

『人間性を磨き続けること』『的を射た戦略を磨き続けること』

この二つは、絶対不可欠やと思いませんか。

 

仮に、的を射た戦略が実施されていて、儲けていても、

人間性が尊敬の念すら湧かない、親しみの情も抱かないなら、つまらんじゃないですか。

そこで働く人達や関係先の幸福感は湧かないと思います。

 

黒字経営を長年続けていることは、評価に値するでしょうが、

黒字の中身が問題やとワシは事あるごとに言うとるんですよ()

まぁ、多いでぇ()社員の安月給の上に成り立っている会社の利益で、黒字経営やと言うてる社長や銀行。

アホちゃうか、と思うとるんですよ()

ワシは銀行にも言うからねぇ。

 

その会社の正社員の、人数とその合計給料。パート社員の人数と、その合計給料を計算して、文化的な生活が歩める給料にしていて、利益を出しているかをチェックせな、将来の不良債権案件になるでぇ。って。

ほんまに言うてますからね。

 

社員全員に文化的な生活が出来得る給料や、福利厚生を与えながらの会社の

利益でなかったら、これまたつまらんのです。

 

赤字経営の会社でも、卑下するに非ず。

社員の給料の所得税払っているんやから、ちゃんと納税しとるんやし。

 

心底から打ち立てた、経営の指針書で概念整理をして、

全社員の心を一つに一致団結して的を射た戦略を実践して行くんです!

社員全員が、社長の考え・経営理念に共感して社業に取り組んでいる姿が美しいんです。

だから、社長は全身全霊を懸けた言動によって、社員の情理を整えることが大事なんよ。

 

また、人間性を磨き続けていても、的を射た戦略が実施できていなければ、

経営は難しいと思うんです。

これ、商売に限らず、あなたの人生ビジョンにも、言えてると思うんですよ皆さん。

生涯、自分の人間性を磨き続けることと、的を射た戦略、

つまり『無理なく、無駄なく、油断のない生活態度』を磨き続けることは、

充実した人生に欠かせない重要項目なんやと感じておるんです。

 

だから、会社経営も、個人の人生経営も、経営の目的である理念というのは、

会社で言うなら、全社員の将来像でなければならないと思うんですよ。

そりゃそうでしょう。

全社員の将来像に成り得るものなら、誰だって嫌じゃないはず。

理解も納得も得れ、共感されるからです。

 

性格や好みや趣味や、嗜好が違っていてもやねぇ、人間誰だって、

心スッキリ、体調も良好で、経済(お金)も、ある程度安定的で文化的な生活が出来得る収入があって、

人間関係も良好で仕事もやり甲斐があり、以前の自分より人間的にも、

能力的にも成長していると自分自身が感じられているなら、

めざすべき将来像に成るでしょう。

 

会社の福利厚生も、社員が安心感が湧き、有り難がってくれる施策をした方が、喜んでくれると思うんだけどねぇ。

 

例えば、ワシはよく言うんですよ。

うちは社員一人当たり年間約72万円の福利厚生費を長年実施していますが、

例えば、うちのような全額会社負担の社員全員(当然パート社員も)に、

医療積立保険(社員が65歳になるまで掛け金を会社が掛け終わり、65歳で社員個人に名義変えする保険で、本人が解約したければ、約250万円になり解約しなければ保障が生涯続く保険です)

 

を掛けなさいとは言わないけど、せめて、全社員に、

掛け捨ての医療保険を全額会社負担で掛けてやれよ。って。

掛け捨て保険なら掛け金安いんやし。一人当たり2000円前後なんやから。

 

社員が何かで入院したとして、自己負担が約8万くらいは掛かるんやから、

その額くらいは補填できるようにしてやったら、安心と、有り難さが湧くやろうし、な。

社員が数十人居るんやったら、福利厚生で見舞金規定作って、

毎月一万円を、使わない普通預金を別に作って『社員が入院した時の自己負担分補填積立口座』にして、全社員に周知したらええのよ。

年に12万円。5年で60万円貯まるでぇ。たぶん5年間で、誰も入院せえへんわ()

もし、そういう事があったら、見舞金規定に則って自己負担分を補填してあげたら、社員は喜ぶでぇ。

 

で、誰も入院せななんだら『皆んな元氣で良かったで賞』で20万くらい口座から引き出して、宴会したらええんちゃう。

というようなことを、よく縁ある社長達に言うて来ました。

 

給料は仮に1万、2万上げても、

有り難がってくれるのは数ヵ月というのが世間一般の社員というもんやしね。

福利厚生の充実は、長年に亘って、有り難みを感じてくれるもんです。

だから、経営指針は、全社員の将来像に成り得るもので、様々な福利厚生を描くんです。

 

商売は、戦略とセンスですが、

経営は、人間としての温かさがモノを言うんだというのが香川湧慈の価値観なんですよ。

 

皆さんの価値観を書き出して、深堀りすることは、新たな発見につながるかも、よ