2020/08/07

『香川湧慈の今週のインスピレーションメッセージ』令和2年8月7日

皆さんは『クリティカル・イレブン』という言葉を知ってますかねぇ?

訳すと『危険な11』です。

 

飛行機事故の大半は離陸後3分と着陸8分前の合わせて11分間に発生していると言われている言葉です。

エンジンはじめ、あらゆる運航を支えているマシーンに負担が掛かるということで、パイロットも空港管制官も、この時は緊張するらしいですね。

 

このクリティカル・イレブンという危機は、会社経営にも当てはまるんじゃないかと、

ピン!と浮かんだんです今週。

 

他人の社員を抱えていない個人事業じゃなくて、社員を抱えて『事業としての会社』運営を志向した時に、

社員数が増えて来て、最初の危機が11名を超えた時なんじゃかいかという捉え方です。

 

社員数が11名を超える前と後では、

経営のやり方に於いてハッキリと変わらなければならない部分というのがあるような気がするんです。

勿論、変えてはならない部分も当然ありますが。

 

ここのところをハッキリと意識しているか、どうかでその後の経営が伸びもすれば、傾きもするんじゃないか、と。

 

例えば社員数人の会社の経営者や社員が大手の指導理念とか、

運営技術を学ぶことがホンマに役立つんだろうか?って。

小学生低学年生に、重量挙げさせようとしているもんじゃないでしょうか。

会社のレベル、レベルによって、やって良いことと、やってはならんことがあると思うんです。

だから、小さな会社の社長は大手企業の経営者やコンサルタントの講演する、

多額のセミナーなんかに行くなっちゅうの。

セミナー会社の銭儲けの道具にされてるだけやで、ホンマに。

 

そういうのを見抜く、洞察力が乏しいから、振り回されるんです。

 

自社独自の経営スタイルを確立して行く。自社の体質に合った経営スタイルです。

社員が11名までの会社の経営をキチンとやることが出来れば、

その勢いで50人くらいまでの会社でもやって行けるような気がしますが、

社員11名までの会社経営をキチンとやれない人は、

その後伸び続けるのは至難の技のような気がするんです。

 

ということで、ワシの実践と持論ですが、

 

1:『小さな会社は手を掛ければ掛けるほど善くなる』んです。

 

小さな会社は反応が早い。社長の言葉ひとつで、ヤル氣になるし、

社長の態度如何で明日にでも人は辞めます。

社長の一挙手一投足がビンビン会社全体に響いて行くもんです。

だから、小さな会社は、手を掛ければ掛けるほど善くなるんですよ。

 

大きな会社だって同じ要素はあるんだけど、

何と言っても、小さな会社の場合は、善くなる様子が目に見えて来ますから、

これが社長にとっては、たまらなく愉しいんですよ。

 

どこに手を掛ければ良いか?って。

そんなん即答できな、情けないんと違いますか。

 

まぁ今から述べる三つは絶対です。

先ず給料を、本人が思っているよりは少し高めにしてあげる。

併せて福利厚生も。

 

こんな社長がおったんですよ。

『給料を上げたって数ヵ月もしたら感激も薄れ、もっと高くと不平を言うようになるんです。』って。

ワシは、実際に高めに給料払っている経営者で、

そういうことを言う経営者に会ったことはありません()

給料を高めに払っていない人が、大体そう言うんですよ()

 

次に休日を増やすことです。

うちは年間128日~130日は休みです昔から。

 

3番目は、社長の言葉です。

本氣と本心からの、労をねぎらう言葉と、コミュニケーション。

その言葉は、愛と情から発信していることが前提です。

つまり社長に、社員に対する愛と情が無ければ、何を言っても無意味ですから。

愛と情がなけりゃ、メッキは剥げますよ。

まぁ、いわゆるイケメンのダメ男が、上手に女性に声掛けているのと同じちゃうかなぁ。

 

だから、自然体でこの三つが『出来る』『言える』ような人間性に昇華するよう修行を続けないとね。

 

うちがやっていることは、この三つに付け加えて『社内学校』があります。

日本人としての仕事観や社会観、人の道というのを先哲から学ぶことをやっています。

社員が自分の人生に何が起こっても、有意義に歩んでほしいという社長のワシの願いがあるからです。

 

エモーションの経営の責任者はワシやけど、

自分の人生経営の責任者は自分なんやから。と言うてますよ。

 

2:『小さな会社の社長はワンマンで良い』なんですよ。

 

誰も責任は取ってくれない。社長が全ての責任を取るからです。

小さな会社の社長は、ワンマンが良いんですよ。

ワンマンだと会社は伸びない。と言うことを聞いたことがありますが、

そんなことはないんです。ワンマンだからこそ、伸びるんです。

 

銀行は、社長を見て、会社の資産を見てお金を貸すんです。

 

社長を見る心理は、会社の将来を測っているんです。 

資産を見る心理は、返済能力、回収度を測っている訳です。

 

小さな会社で、もし社長がワンマンでなければ、誰が大切なお金を貸すんですか?!

だから、小さな会社でいる間は、社長はワンマンでなければならないんです。

ワンマンこそ志向すべきなんです。

ワンマン経営の社長の条件は、

 

一、卓越した技能や、機能を有すること。

一、社員全員を家族と心底思えること。

まともな社員は『この社長に自分の人生を預けて大丈夫だろうか?という目で見られている』と自覚すること。と

『社員は自分の人生の輝かしい時期を、会社に委ねている』と自覚すること。

 

それも自覚してないなら、小さな会社の社長をしてはいけません!

 

一、そして有言実行の人間性であること。

 

3:『社長は、110まで自分で決めていいんです』なんです。

 

もし、社長が自分の知らないことが社内で行なわれているとしたら怒鳴りつけるんが良いんです。

誰が責任を取るのか。取るのは社長しか、居ないからです。

 

小さな会社の社長業は会社の隅から隅までの責任を取るということです。

いいですかぁ『隅から隅までの責任』です。

 

その責任を取る社長が承知しないようなことが、社内で行なわれていたら、

それは大変なことですよ。

何から何まで報告させて、何から何まで社長自身が決めたらええのです。

但し、合意と納得を得る説得力を持つ哲学が要りますよ。

そうじゃなきゃ、社員が『ハイ!喜んで』と中身のある仕事にはなりませんよ。

説得力は社長や幹部の資格です!ワシに言わしたら。

説得力が乏しい人は、上の立場に立っては、部下に申し訳ない。

部下が哀れです。

 

だから社長は人生哲学を深める勉強をせえ!とワシは昔から言うて来たんです縁ある社長達に。

社長は先ず生きる意義目的を明らかにせよ!と口酸っぱく言うて来たんです。

それが、ワシの相手に対する愛であり、情けなんよ。

 

これをワンマンと言うなら小さな会社の社長は、進んでワンマンを志向すべきなんです。

ワンマンと言われることを恐れてはいけません。

 

『うちは社員に任せてますよ』と、人に任せると言えば聞こえは良いですが、

任せてるんじゃなく、自分がようせんから、放棄してるんじゃないわなぁ?()

小さな会社の社長が、そんなことでは、遅かれ早かれ会社は行き詰まるもんです。

 

『任せる』とは、手は放して、目を放さないこと。

目は放しても、心を放さないこと。

この二つです。

 

うちは事務所と製造室が玄関を出ないと、行き帰できません。

いつも事務所でいるんですが、目は放していても、心は放してませんからワシは。

信用と信頼しているから、業務を任せられるんです。

ワシは自分の社員を、100%信用していますが、

業務能力に関しての信頼度は社長の目から観て、中々100%とは行かないもんです。

 

『信んじて頼る』を、信頼と言います。

その度合いが、全員に100%というのは、世の中無いと思います。

だから、四方八方に氣が配れるんだと感じます。

 

調和というのはリラックスと緊張のバランスが良い状態だと思うからです。

だから、ちょっとでも気になることがあったら、スグ聴いていますよ。

逐一中間報告せよと社員に伝えているんです。

だから、うちはすこぶるコミュニケーションが良好な会社です。

社員同志も、風通しが良いです。

 

4:『小さな会社の社長は不言実行ではなく有言実行で』です。

 

『男は黙ってサッポロビール』と昔、昔の、ヒットCM がありましたが、

『男は黙って実行』は人間としての美学ですが、

小さな会社の社長は、不言実行では責任逃れになり兼ねませんから。

 

社長は、有言し、目標達成のために、不断の努力をせよ!です。

必ず達成できる目標なんて意味がないんですよ。

究極の目標設定をし、生涯懸けてチャレンジするのがブレない人生を歩めると思います。

あと小さな会社に矛盾はつきものです。

 

5:小さな会社は『やっては直す』で良いんですよ。

 

やっては直すの繰り返しが、良いんです。痛い目の体験の積み重ねだから、

身に付くんです。

辛酸を舐めたらええんです。誤解されたらええんです。強く成れるから。

 

『いつか解(ワカ)る』と信じて、歩んだらいいんです、

赤穂浪士の、大石良雄(内蔵助の名前です)や神崎与五郎のように。

 

『やっては直す』つまり、気づいたらスグする。が、いいんです。

後回しは、小さな会社や家庭生活に於いてもですが、運が逃げますよ、

ホンマに。

せっかく色々とあなたが努力していても『運が逃げる』んですよ、気づいたらスグせんかったら!

 

聞いたらスグする。手帳にメモする。スグ片付ける。スグ動く、などなど。

やっては直すでいいんです。いや、やっては直す「が」良いんです。

『早よせえ!スグせえ!今せえ!()』です。

 

段取り、準備が大事なんです。『明日やろ。後でやろ。』は、運を逃がすんです。

チャンスは準備する者に掴めるようになっているんやと思いませんか?

明日したらいい事でも、今気づいたんなら明日『より完璧に』

行くように段取りしとかんと、準備しとかんと、チャンスが逃げてしまいますよ。

 

後で、あっ!と気づいて、若干の修正をしようと思った時、明日でええわ、

と何の段取りもしてなかったら、チャンスを逃がす事ってあるんですよ。

あなたの後回しのクセが、せっかくのチャンスを少しずつ少しずつ逃がして来たんじゃないですか?

よぉ~~っに、自分の行動を振り返って性根に入れて下さい。

 

6:そして『ビジネスは闘いである』と強く自覚すること。

 

このことは、社員の数に関係ありません。

大きい会社も、小さい会社も、闘いなんだということです。

本来、同業の社長や、自社の社員と馴れ合うことがあってはいかんと思うんです。

小さな会社の社長は、自ら練習して、実戦して、自分を強くするより道はないんです。

つまり、闘って勝つことを覚えて行くほかないんです。

人は、勝つリーダーに付いて行くもんです。

 

ワシは、仕事の場では阿修羅のごとく、皆んなのために朝令暮改でも君子豹変でも平然と行ない、

仕事を離れた場では『二言の無い』男でありたいですね。

 

経営者の脳は、意識的にも無意識的にも『経営・仕事』のことを考えていますから、

心臓や肝臓、胃や腸だって、四六時中動いているように経営者の脳も、

経営・仕事の事を常に『よりベター』を考えているから、

厳密に言うと朝令暮改ではなく、君子豹変するんです。

似て非なるものです。朝令暮改と君子豹変はね。

 

ワシが言うのは、君子は四六時中、経営・仕事が脳に充満しているから、

ちょっとでも今よりベターなアイデアが浮かんだらスグにでも変更するもんです。

だから、それが分からない人達には、矛盾していると映るんだろうね。

 

社長の仕事は社長にしか見えないんです!そういうもんです。

 

小さな会社の社長は、いつも背中を、社員も得意先も銀行も見ているんだ、と自覚せな愉しめませんよ。

いいですか、愉しむんです。

 

ワシに10名未満の会社経営は何でも聴いてくれてOKですよ。

即答しますから。

 

なぜ?なぜならば。を、あなたに理解できる表現で話できますよたぶん。

 

それ以上の社員数が居る会社経営なら、

その規模の、あなたが尊敬でき、人間として情があり、

その会社の社員の待遇が良いと感じる経営者に相談して下さい()

 

ワシは体験がないんでね()